山中教授に学ぶ3ないルール

こんにちは。最近、山中教授と稲盛和夫共著の「賢く生きるより辛抱強いバカになれ」を読んでみました。


本としては正直期待していた内容ではなかったのですが(ごめんなさい)、使えそうなアイディアがあったので紹介します。



3ないルールとは?

山中教授は言わずと知れたiPS細胞の発見者で、私が好きな研究者のうちの一人です。この本の中で山中教授と京セラ創始者の稲森和夫氏が部下を叱ることについて語っている章があります。

山中教授もこういう時は部下をしっかりと叱る、ということについて語っています。以下抜粋


”「3ない実験」をするなと、3つのことが抜けてる実験をしたら俺は叱るぞと。”

ラボミーティングで山中教授にあの目で怒られたら凍りつきそうですね...。


この3ないルールですが、以下のような内容です。


①目的がない実験
目的のはっきりしない実験。実験することそのものが目的となっているような実験。


②コントロールがない実験
実験をしている人なら説明不要ですね。例えば細胞に薬品Aを与えて、その10時間後の変化を見るといった実験の際は、コントロールとして何も与えていないグループを作成し、比較対象とします。


③後片付けがない実験
実験ノートの記録なども含め、実験器具など後片付けのない実験。




さて一見基礎の中の基礎といった内容ですが、こうやって言葉にされると100%徹底できているという人は多くはないのではないでしょうか?

私自身も目的がない実験なんてしているわけないと思っていましたが、目的はあっても抽象的な目的にであったり、改善点はまだあるように感じました。

また、意外とパイロット実験でコントロールを行なってない人がいたりしますね。面倒なのはわかりますが、長期的には非常に効率が悪いと思います。


目的のない実験と後片付けがない実験を防ぐ習慣


最近はちょっとした実験でも目的を必ず明確にするために実験前パワーポイントに明記するようにしています。




もちろん実験ノートに書いてもいいと思います。私の場合はデータのタイプが多すぎてノートにまとめきれないのと、進捗状況を報告する際や実験について相談する時などに便利なのでパワーポイントにまとめています。

また最近の試みとして、実験結果をこまめにFigure化しています。これで後片付けのない実験を防いでいます。



みなさんは改善点があるでしょうか?私の最近のとても個人的な試みですが、少しでも研究生活に参考になれば幸いです。

0 件のコメント :

コメントを投稿